あのグルメ王絶賛のモダンフレンチ「kermistokyo」
「ケルミス」とはオランダ語で移動遊園地の意味。 気づかずに通り過ぎてしまいそうな、ひっそりと佇むレストラン。
先日、初めて体験してきました。
秘密基地を想起させる知る人ぞ知るという店構え。その扉をそぉっとあけると、通っぽい方々がすでにカウンターに。
この日のメニューは以下の通り。
季節の最高の食材を厳選し、シンプルながらもフレンチのエスプリが感じられる洗練されたお料理の数々。
・メロンのガスパッチョ
・ビーツのステーキ
・穴子のフリットとサフランソース
・すじあらの鱗焼き
・大葉の和え麺
・若猪の炭火焼
・夏苺のルバーブ
・シャインマスカットのファーブルトン
この猛暑の季節、冷えたメロンのガスパッチョは沁みます。
目の覚めるようなスタートです。
元々ビーツ好きの私には、厚切りのビーツステーキはたまりません。
このような食べ方があったなんて。毎日でも食べたいくらい。こちらはヴィーガンメニューとしてもご提供可能とのこと。
個人的にこの日の一番は、すじあらの鱗焼き。
「すじあら」というお魚は初めて。鱗焼きといえば、甘鯛しか知りませんでしたが、このすじあら沖縄三大高級魚のひとつというだけあって、身には旨みとほどよい弾力があり、鱗のパリパリ具合といい絶品でした。
聞けばこのお魚、海中神経締めとのこと。身の美味しさは、漁で仕留めたところから始めっているのですね。
若猪も同じく、赤身の美味しさには目を見張りました。熟成されて、身は柔らかく、脂身が多く見えていても、さらりとしていて美味しく完食。
普段は少食気味なのですが、美味しくてフルコースを完食。(量の調整も可能です)
全体を通して、お野菜も多めなので、食べ疲れすることもなく翌朝の目覚めも爽快でした。
素材選びの目利きといい、命を大切に料理と向き合う。素材の持つポテンシャルを最大限に活かし、オリジナリティあふれる料理。
大葉の和え麺も、バジリコが大葉になった冷たいジェノヴェーゼ。その発想力にも感動。どこの国のお料理を頂いるのか、食の新鮮旅行体験のようなひとときでした。
愛情いっぱいのお料理は作家さんの器に乗せて。そのお料理と器に合わせて、カトラリーもその都度変更されます。ナチュールワインやこだわりの日本酒、秋田のクラフトビールとご一緒に。
フレンチを愛する人々にとっての至福の場所です。
再訪する日のメニューも今から楽しみ。
次はあなたの番です。
是非、ご体験ください。
8月のお席、ご予約可能です。
こちらからどうぞ→「kermistokyo」